性能と加工性の両立: VICTREX AE™ 250 UDT

全ての熱可塑性プラスチックが同じではありません。高温高性能ポリアリールエーテルケトン（PAEK）ポリマーという特殊な種類の中でさえも材料の性質は様々です。たとえばVICTREX AE™ 250の溶融温度の低さ（VICTREX™ PEEKの343° C に対して303° C）はこの材料の加工性に大きく影響します。VICTREX AE™ 250一方向テープは加工ウィンドウを拡げ、それによって、同一の物理・機械的性質でプレスのコンソリデーションと成形が改善されることが、当社の研究で実証されています。

熱可塑性一方向テープは、未来の航空機生産に多大なポテンシャルを秘めています。その「標準的な」幅の広さと許容差測定基準が、自動製造の各方法にとって好都合だからという理由もあります。熱可塑性一方向テープのメリットに加え、VICTREX AE™ 250 UDTは、同様用途の別のTP UDTよりも少ないエネルギーで、より迅速に加工可能なことが証明されました。

VICTREX AE™ 250 UDTはブレークスルーとなる材料であり、廃棄率、サイクル時間、部品数、Buy-to-fly Ratioの低減につながる可能性があります。PAEK材料の加工・性能にノウハウを持つ私たちは、お客様の次のコンポジット部品の設計を最適化しプロジェクトをより迅速に商品化できます。 当社にご連絡のうえ、VICTREX AE™ 250 UDTで貴社の次のコンポジット・プロジェクト設計をスタートしましょう。