優れた高温耐性:
*物性値はグレードによって異なります。以下よりAPTIVフィルムのグレード間物性比較をご覧いただけます:
耐摩耗性と耐カットスルー性が高く、摩擦係数が低い。
高圧・高速環境下での優れた耐摩耗性により、摺動部品に多く採用されています。
多くの化学薬品に対して幅広い温度範囲で優れた耐性を発揮し、高い機械強度を維持します。また一般的に膨潤や変色もほとんどありません。
長時間の水、海水、蒸気への暴露による劣化が起こらないため、医療用部品、海中機器、バルブ部品などの用途に最適です。
ビクトレックスのナチュラルグレード(非強化)のPEEKおよびPAEKポリマーの製造において、意図的なPFASの添加および使用はされておらず、また副産物として生成されることはありません。
ビクトレックスのポリマーは純度が高く、低分子量の揮発性有機物の含有量が非常に少ないため、極めて低いアウトガス性を発揮します。
ビクトレックスの医療用グレードのポリマーは生体適合性があり、最も耐薬品性に優れた熱可塑性ポリマーのひとつです。強度、剛性、靭性の優れた組み合わせを備えており、薬物送達、カテーテル、血液管理、手術器具などの医療機器用途に最適です。
ビクトレックスのポリマーは、従来の射出成形機で加工できるプラスチックの中で最高レベルの性能を発揮する材料のひとつです。
PEEKポリマーは分子安定性が高いため、溶融や再加工を繰り返しても特性はほとんど変化することなく、材料性能は維持されます。このため製造工程で発生する廃材を経済的に再利用することが可能となり、環境負荷低減に貢献します。
優れた耐熱性を備え、-40~260℃の温度範囲で安定した動作が可能。
従来のコーティング装置を使用して、APTIV™フィルムは、シリコーンおよびアクリル粘着剤、Bステージ熱活性化粘着剤、ハードコート、ラベル用印刷可能トップコートなど、さまざまな材料でコーティングできます。APTIV™ の表面エネルギー改良グレードは、接着性を高め、コーティングの選択肢を広げてくれます。
APTIV™フィルムのメタライズには、真空蒸着、スパッタリング、無電解めっき、金属箔の直接熱接着など、さまざまなプロセスを使用できます。アルミニウム、銅、ステンレス鋼を含む多くの金属を、接着剤なしで接着させることができます。
熱可塑性であるAPTIV™ PEEKフィルムは、バッチプレスやロールツーロールプロセスを使用して、金属、布地、その他の強化および非強化ポリマーフィルムなど、さまざまな基材に熱ラミネートすることができます。ラミネート製品は、社内の高温真空ラミネートプレスシステムで開発され、接着剤を使用せずにAPTIV™フィルムを基材に接着することができます。
カスタム部品を設計する場合、APTIV™フィルムは熱成形工程を使用してさまざまな部品に成形することができます。ビクトレックス社は、中国・上海のテクノロジーセンターに熱成形設備を有しています。このユニークなセンターでは、世界中のAPTIV™フィルムのお客様に対して、熱成形品の材料選定、試作、試験、分析などのサポートを行っています。また、お客様がご自身の施設で生産ができるよう、加工トレーニングも提供しています。
APTIV™フィルムは型抜きやスタンピングが可能なため、お客様は様々な形状やサイズのワッシャーやガスケットなどの部品にAPTIV™フィルムを適用いただけます。加工業者様の大半は機械的な方法を使用していますが、レーザー切断やウォータージェット法はAPTIV™フィルムで非常に効果的であることが実証されています。
熱、超音波、レーザーのいずれであっても、APTIV™フィルムは様々な基材に溶着させることができます。溶着は、フィルムを溶融点まで加熱し、適切な圧力を加えて溶融ポリマー表面を基材に密着させることで達成されます。
40年以上前にPEEKが商品化されて以来、ビクトレックスが継続的に先駆者となっているPAEKベースのポリマー・ソリューションは、産業分野のあり方を一変させるような世界的なインパクトをもたらしてきました。
世界が抱える課題を、解決する力になる
Hi, do you have PEEK questions I can help with?